2008-05-13

週刊ポスト 「ビジネス新大陸」の歩き方

ごく一部で評判の大前研一シリーズ

日本人の英語力は、世界の最低レベルである。 なぜ日本人は英語が下手なのか?大きな原因は2つあると思う。
一つは、学校の教え方が悪いこと。文部科学省の英語教育手法は明治時代から基本的に変わっていない。
(中略)
もう一つの原因は、 日本の国全体が英語力を高めようというムードになっていないことだ。
( 「ビジネス新大陸」の歩き方 週刊ポスト4月7日号)


日本人が英語が下手なのは、英語を使わなくても何の不自由もないからである。イギリスの植民地にされて公用語を英語にされたら、みんなすぐ英語がうまくなるはずだ。ただし、それは御免だ。次の藤原正彦の言葉の方が日本人の英語下手の理由をよく説明している。

日本語が英語からあまりに隔たっていること、英語を公用語にせざるを得なかったインドやシンガポールやフィリピンなどとは異なり、国内では日本語だけで何の不自由もないこと、等の理由により日本人にとって英語修得は格別に難しい。(「祖国とは国語」)

大前研一は学校の教え方が悪いと言っているが、ではどう教えろと言っているのか

語学は正しいか正しくないかではなく、通じるか通じないかである。通じるか通じないかは話してみないとわからない。つまり、英語教育で大事なのは、思いついたことを口に出してみることなのだ。

もう無茶苦茶である。大前研一の学校で英語を1年間勉強するとTOEICで860点レベルになると宣伝しているが上のような、通じるか通じないかは話してみなければ分からない式の講義で点数が上がるわけがない。そのサイトに言ってよくよく見てみると、なんとTOEIC対策講座は、ロバート・ヒルキ先生になっているではあーりませんか。自分は勝手に言いたいこと言って肝腎なところは人まかせか。こんな学校に年間15万円を払う価値があるのかどうか。

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