『Scouting for Boys』の原書を買ったのは以下の昇一塾ニュースレター平成20年5月2日号を読んだからである。
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★ボーイスカウト運動の根本は日本の精神文化である★
ボーイスカウト運動の創始者はイギリスのロバート・ベーデン・パウエル卿。陸軍中将である。ボーイスカウト運動関係者は親しみを込めて、B・P卿と呼ぶ。衰退の兆候を見せ始めたイギリスに危機感を覚えたB・P卿は、祖国の将来を担う健全な少年を育成しなければならないと、1907年、20名の少年を集めて実験キャンプを行った。これがボーイスカウト運動の始まりである。翌1908年、B・P卿は本を書いた。『Scouting for Boys』である。この本をバイブルとしてボーイスカウト運動は世界に広まることになったのである。
これを読むと、驚くべきことが分かる。B・P卿がボーイスカウト運動の重要な柱として参考にしたのは、日本の江戸時代の武士道精神に基づく師弟教育だったのである。日清日露の戦争に勝利し、韓国、台湾、満州を統治して住民の生活を向上させている日本に注目したB・P卿は、日本民族の高潔さ、勇敢さ、質素さにこそその秘訣があると考え、この日本の民族性を培っている武士道精神を見習わなければならないと考えたのだ。 B・P卿は日本の精神文化が生活習慣の中に溶け込んでいることも細かく書き込んでいる。たとえば、日本人は欧米人のように動物性蛋白質を摂らず植物性蛋白質を主とした食事をしているが、これがいかに健康のために優れているかとか、お湯がなみなみと入った風呂に首までつかる習慣が心と体を清潔に保つもとになっているかとか、身体の敏捷性と精神の強靱さを養う剣道や柔道がいかに素晴らしいかとか、である。
(略)
それはさておき、『Scouting for Boys』はボーイスカウトの日本連盟が翻訳したものなどで読むことができる。もし皆さんがこれを手にしたならば、あれ?と思われるに違いない。私がここで述べたことはほとんど記載されていないからである。渡部は嘘を言っている、と思われるかもしれない。『Scouting for Boys』はB・P卿が書いた原本から、版を重ねるごとに徐々に書き換えられてきているのだ。
(略)
もう100年も前から広く世界で日本の伝統と文化は高く評価され、日本民族の優秀さが賞賛されていたのである。そのことを認識するためにも、B・P卿の原本。『Scouting for Boys』の初版を手に入れ、読み直したいと思っている。
三羽さん、こんにちは!
返信削除ボーイスカウトと武士道ってつながってたんですね!
小さい頃、近所の男の子がボーイスカウトに入ってて、みんなでおそろいのユニフォーム着てるのを見て、うらやましかった記憶があります。
手旗信号とかロープの結び方とか覚えられて面白かったですね。ベーデン パウエル卿が日本をお手本にボーイスカウト活動を始めたなんて本当関係者も知らないと思います。
返信削除この初版の全訳本を出すべきですね!どうですか? > marchさん
>手旗信号とかロープの結び方とか覚えられて面白かったですね。
返信削除そうか、そうゆうことをやっていたんですね~あとスカウト走りも(笑)
>この初版の全訳本を出すべきですね!どうですか?
オファーがあればぜひ!なんちゃって(笑)
あ~でも手旗信号のやり方とか訳すの、なんか楽しそうですね(^_^)