名古屋ルーセントタワービルの1階にあるイタリアンカフェ&ダイニングです。ただのイタリアンと違うのは各界の豪華著名人を招いてのイベントを開催していることです。
拙者が最初に行ったのは9月6日(月)、ゲストはグーグル株式会社名誉会長 村上憲郎さんでした。ディナープレートは、当日のメモによると
- マグロとアボカドのサラダ
- カネロニ
- カワハギのリボルネーゼ
なんで毎回こんな著名人を呼べるんだろうというくらい豪華ゲストです。どうも経営が株式会社ナノオプト・メディアという会社で、その社長、副社長あたりの人脈のようですが詳細は分かりません。たまたま同じテーブルの方が副社長の渡辺教子さんと知り合いで副社長の名刺をいただけました。ファッション業界のカリスマPRから現職に転身されたという豪快な方でした。
で村上さんの講演ですが『グーグルは何をしようとしているのか ~ミッションとビジネスモデル~』というお話でした。講演前にお酒を勧められたらしく、赤い顔で酔っぱらいおやじ風でおもしろかったです。新橋を歩いていたら普通にインタビューされますよ村上さん、って感じでした。
Googleのはじまり 1998年創業
創業者:スタンフォード大学の学生2人
サーゲイ・プリン (父は数学者)
ラリー・ペイジ (父はコンピュータサイエンスの専門家)
同じ検索サービスのYahooとの違い
Yahoo ・・・・ 目次(ポータル)
Google ・・・・索引
1.Google社のミッション
世界中の情報を整理して
世界中の人がアクセスできて
使えるようにすること
2.それを無料で提供する
3.収入は広告収入のみ
これら3つを結びつけるのが「技術」である。Google社員の技術者が占める割合は高い。
Google はコンテンツを所有しない。ユーザーにコンテンツの在る場所を指し示すだけ。
YouTubeは赤字。(事業ごとの決算は公表していないが、誰がみても明らかなので秘密でもなんでもないそうです。)
著作権--- サービスプロバイダは罪に問われない。日本では、サービスプロバイダ責任制限法。
権利者から指摘があったら削除しなければならない。
日本でYouTubeの著作権侵害が問題になったとき、村上氏がアメリカへ行き、YouTubeの創業者2人を日本へ連れてきて説明会を開いた。創業者たちはスーツも持っていなかった。ネクタイは村上氏のを貸してあげてたらしい。
グーグルは書籍を所有しない
20% 著作権切れ
60% 図書館 ←グーグルはこの部分のスキャンを手作業で行っている。たまに親指が写ってばれる
20% 現在アマゾン等で購入可能
この辺の話で慶應の金子某教授への苦言が聞かれた。
クラウド・コンピューティング Google CEO エリック・シュミットが命名
グリーン・ニューディール
- 巨大なデータセンター
- 電力コストの低減
- ソーラー、風力
GoogleデータセンターのPUE=1.1
Clean Energy 2030
スマートグリッド
停電
アメリカ 90分/年
日本 3分/年
従来のインターネット:人と人のコミュニケーション
これからは、人と物、物と物のコミュニケーションが加わる
--- 以降質疑応答時の話題
シンプル英語勉強法--- 20万部売れた。楽天の三木谷さんが社内公用語を言い出して、さらに売れている。
シンプル仕事術--- 2万部
今後必要なスキルは英語。みなさん手遅れです!
BBCやCNN 1,000時間聞けば聞けるようになる。
Google IPO時の目論見書--- 「ミッションを追い求める。短期的利益は追求しない。」と明記。
Google Power Meter
スマートメーター
Q.グーグル日本の仕事は?
A. グローバル企業というのは、社員は全世界で連番、区別はない。仕事も同じ。
現グーグル社長--- 京大出身
グーグル検索結果は、正しいか正しくないか、良いか悪か、美しいか否かは保証していない。
真・善・美の価値判断は停止している。検索順は、関連度の高い順。
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サイエンス・カフェへ行くことは珍しく事前にブログで公表していました。それを見たAzuriteさんから連絡いただき、たまたま仕事で近くにいるということでしたのでパステルでパスタ+スイーツを一緒に食べました。途中で店内でねずみが発生し大騒ぎでした。
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