受験番号にチェックディジットみたいなものがなぜついているのか。
TOEIC会場に行くと教室の黒板(またはホワイトボード)に受験番号が書いてあって座席の案内がされています。その受験番号はハイフン以下の一桁(これがチェックディジット)は書かれていません。無視されています。こんな余分なものがなぜ付いているんだろうと思った受験者も多いと思います。これはしかし重要な役割を果たしています。機械のミスおよび人のミスを検知するのに役立っています。解答シートには受験番号もマークシートで数字を塗りますが、機械で読み取ってこの受験番号の人は正答数がいくつというデータがコンピュータに入力されます。機械で読み取る際に零コンマ何パーセントかはミスが出ることも考えられます。10万枚もあれば1枚や2枚読み間違いがあるかも知れません。そんなときにチェックディジットがあれば読み取りエラーを検知できます。例えば3桁の番号でいうと、245のチェックディジットが9だったとしましょう。245-9ですね。エラーで255と読んでしまったとすると、255を元に計算されたチェックディジットは9とは違ってくるので読み取りエラーがあったことが分かります。人がミスする場合もあります。2にマークするつもりで自信満々に3を塗る人がいるじゃないですか。10万人もいれば。間違った本人はしょうがないとして、間違われた方はたまりません。飛行機で言うと、ボーディングパスによると、そこは私の席ですが、みたいな。この場合もチェックディジットで、どちらが間違ったか判断できるというわけです。
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