このブログで渡辺昇一のエッセイ「書物ある人生」について触れられている。
http://blog.livedoor.jp/takano0401/archives/65612344.html
これは月刊WiLLに連載中のエッセイであるが拙者もこれを読んでさっそく「代数学精説」をアマゾン・マーケットプレースで購入した。実際には「代数学・幾何学精説」というのしかなかったのでそれを買ったが、出版が1962年なので、渡部教授が読んだものとは違うようだが。
渡部教授は、数学が苦手だったが友人から岩切の本が良いらしいと聞いて、古本屋で「代数学精説」を買って、自分でやってみてなるほどよく分かると数学に目覚めたという。ちんぷんかんぷんだった数学の問題ができるようになったという経験は「知的な快感」であり、その後の人生に大いに影響するであろうという。問題が解けたときの快感というのは確かにあると思う。解けなくても考えているのが楽しいのが数学者である。茂木健一郎がテレビで言っていたが、難しい問題を考えて考えて解けない、「あー今日も解けなかった、楽しー。」という変な人が数学者だ、と。
拙者もTOEICの難しい問題をつい長考しちゃうんだよね。という言い訳。
2 件のコメント:
戦前の中学生ですから、「精説」ではなく「精義」であると思われます。
受験生の間では「最新代数学精義(上・下)」は有名でした。
ありがとうございます。
岩切の「最新代数学精義(上・下)」というのがあるんですね。
コメントを投稿