2013-04-10

なぜ私たちは太るのか

勝間和代オフィシャルメールマガジンより

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なぜ私たちは太るのか
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こんにちは、勝間和代です。

洋書ですが、今日のメルマガのタイトルそのものの本があります。
Why We Get Fat: And What to Do About It
Gary Taubes (著)

去年から続いている、やせる、プロジェクトの一環で読んだ本なのですが、科学ジャーナリストである著者が、これまでのさまざまなダイエットに関する文献を読んで、読んで、読みまくって、そして、まとめた結論です。

詳しくは本を読んでいただきたいのですが、平たく言うと

「カロリー神話から離れること」

をまず、提唱しています。すなわち、私たちは別に、カロリーが過剰だから、太るわけではないのです。正確に言うと、過剰だと太るカロリーと、過剰でも太らないカロリーがあるのです。

では、何をコントロールすればいいのか。平たく言うと、「血糖値」と「インシュリン分泌」です。

要は、血糖値が上がりすぎると、インシュリンが出てきて、血液・筋肉・肝臓で収納しきれなかったものを、脂肪細胞に蓄積する、ということです。

あるいは、血糖値が下がってくると、インシュリンが体にため込んだ脂肪を体に還元して、補充してくれるので、脂肪細胞が小さくなって、体脂肪が下がります。

なぜ食べ過ぎると太るのかというと、単純に、血糖値が上がるからです。カロリーの細かい数値はもちろん、血糖値の上がりやすさ・上がりにくさとある程度相関があるので、カロリーを高い食べ物を食べるほど、太る、ということになります。

同じ量を、1日に何回かに分けて食べるのと、1回で食べるのでは、1回の方が太りやすいのは、血糖値が上がりやすいからですね。

ただ、難しいのが、この

「血糖値が一気に上がる」

のは、私たちにとって、原始的な快感なんですよね。ドーナツを2個ほおばったときの、あの快感と言ったら(笑)。元ドーナツ中毒だった私が言うのですから、間違いないです。

いわゆる糖質制限ダイエットも、GI値の話も、アトキンスダイエットでも、地中海ダイエットでも、なんでもいいのですが

「血糖値をコントロールする」

という概念を持ち込むと、わかりやすいかもしれません。だからこそ、精製された穀物や砂糖は、一気に血糖値を上げるから、太るわけですねーーー。でも、快感なわけですねーーー。

まぁ、太っていることが悩みの方、とりあえず、血糖値コントロール、ちょっとだけ、考えてみてください。

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