- 品詞分類と語順/構文が主体の英文法、英語圏での文法書を訳して事足れりとしているわけですが、その生い立ちを考えると、結構、泣ける話です。 posted at 08:28:39
- 18世紀の後半だけで300冊以上もの文法書が刊行されたと言いますが、ヒトが働き口を求めて移動するにつれて標準英語の教科書が必要になり、一方で、台頭してきた中産階級が「あんたたちとは違うんだからね」と労働者階級との差別化に有用という背景がありました。 posted at 08:36:10
- 文法が中産階級のアイデンティティーの確認用という側面は、当時のアメリカ英語の最大公約数をまとめたNoah Websterの教科書にも見られ、アイルランド系やスコットランド系による非標準的用法は困ったもんだと、ひどく排他的です。 posted at 08:40:17
- 19世紀になってからの文法書は書き言葉の標準化、水準の維持へと重点を移しますが、内容的には今と基本的に同じで、品詞別の解説と句や節の組み合わせ方です。黙って訳して出版してもまず気づく人はいないでしょう。まさに百年一日のごとしです。 posted at 08:58:45
- わが国のの英文法書が形式・内容とも100年前の英語圏の教科書と大差ないのはしょうがないとして、元々英語を普通に話せる人々を対象に書かれていることが見落とされているようで、気になります。 posted at 09:02:08
- @sakinotk 南部初の大学は19世紀にはいってからで、17世紀半ばから18世紀にかけて開学したアイビーリーグを持つ北部から見たら南部はただの未開地だったのではないでしょうか。 posted at 11:03:54
- 学校文法には、a grammar of prejudiceという面もあるんだよ、people who spoke nonstandard dialects or who wrote as they spokeという人たちを差別するためのね、と指摘する研究者もいます。 posted at 11:13:00
- William Cobbett が1819年に書いた有名な文法書があります。息子宛の手紙に託した24回の講義で、文法がsocial refinement + mental disciplineと扱われているのを読み取れます。 posted at 11:26:07
- My Dear James, と始まる24通の手紙で、芸事としての英文法を叩き込まれて育った James Cobbett君、おかげで立派な教養人になりました。で、書いた本が、A Latin Grammar for the Use of English Boys。 posted at 11:31:37
2013-09-04
日向清人さん文法書に関するツイート
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