(つづき)
大前研一のでたらめさ
Voice 5月号より
(日本の)GDP急落の最大の要因は英語力だ。この十年間、母国語が英語でない国で、最も英語力を付けたのはドイツである。英語力が出世を左右するようになったからで、ドイツの大企業では、英語を話せない人は部長にすらなれない。
「英語力だ」と断定しておいて、その理由がどこにも書いていない。そもそも英語と経済発展は関係がない。
英語を公用語としながら経済不振をかこつ国はいくらもある。そして何より、世界で最も英語のうまいイギリスは二十世紀を通して経済的に斜陽だったし、最も英語のへたな日本は二十世紀を通して最大の経済成長をなしとげた。英語と経済発展の関係はほとんどないと言ってよいだろう。(「祖国とは国語」藤原正彦)
大前研一はドイツが最も英語力を付けたと書いているが、ほんの1,000年前まで方言どうしの言葉だったのだから習得はそりゃ容易でしょう。
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