2008-05-31

武士語でござる

「英語と関係ないやん」と思われたかもしれませんが、さにあらず。

『武士語でござる』のあとがきより
 その見かけは、外見的な美しさだけが問題なのではない。もっと大事なのが、話し方とかヴォキャブラリー(語彙)なのである。
 国際会議などでも、いくら内容が立派でも、美しい言葉で、ちょっと難しめに話さないと、説得力は生まれない。「分かりやすいのがいちばん大事」などというのは嘘だ。
 たとえば、「I think 」などと言えば必ず馬鹿にされる。せめて「for my opinion 」くらいのことは言わなくてはならない。あるいは、ラテン語とかギリシャ語、あるいはフランス語をたくさん使うのも、良質の教育を受けた証になる。
(略)
 つまり、「武士の言葉」には、世界共通のエリートの言葉としての普遍的な要素がある。だから、それをヒントにすれば、最近の若い人がよく使う「ため口」的な言葉づかいの対極点にある「よそいきの言葉」を話せるし、それは、英語など外国語を勉強する時にも絶好のヒントにもなるのではないか。

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武士語と英語にそんな繋がりがあるとは予想外でござった。It's unpredictable. (ウ語 p.138)

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