「連続ツイート」をお届けします。文章は、その場で組み立てながら即興的に書いています! ただ今、パリ滞在中にて、いつもの時間と違いますが、ご容赦。今日は、日本の将来にかかわる政策問題です。
posted at 14:12:43
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けて(1)大学院生の時。アメリカで行われた国際会議に出席した。会場は高校。教室の後ろに、科学のテクストブックが置いてあった。その厚さにびっくりした。10センチはあったのではないか。内容も充実。たくさんの絵やグラフもあって、思わず読みふけってしまった。
posted at 14:14:22
posted at 14:14:22
けて(2)日本の教科書は薄い。信じられないくらい薄い。これを一年かけてやるというのは、知性に対する侮辱だと以前から思っていた。なぜそうなっているか、答えは簡単である。「教科書検定」という、前近代的な制度があるからである。
posted at 14:15:46
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けて(3)ぼくが文部科学大臣になったら、教科書検定は即時廃止する。日本がインターネット時代、グローバル時代に適応できない、その日本人の時代遅れの「マインドセット」をつくっている日本の教育。日本を繁栄させ、国益を図るマキャヴェリ的政策判断として、即時廃止する。
posted at 14:17:44
posted at 14:17:44
けて(4)教科書検定は、文科省の検定官によって行われる。一字一句まであれこれ言うから、当然その「処理能力」によって、律速段階が生じ、ある程度の厚さ以上にはできない。検定官の数を10倍に増やせば、教科書は10倍の厚さにできるだろうが、それでも問題の本質は解決しない。
posted at 14:20:00
posted at 14:20:00
けて(5)教科書「検定」の世界観が根本的に間違っているのは、この世に「正解」があって、読むべき「情報」の「集合」があると思っているところ。実際には、ネットの上にあふれている情報を見ればわかるように、玉石混淆。問題は、その中から、何が有益な情報か、判断する能力。
posted at 14:21:03
posted at 14:21:03
けて(6)検定した「狭い世界」をつくり、その中で子どもたちをチイチイパッパと閉じ込めておく。このような制度設計は、ネット化、グローバル化した世界に子どもたちを送り出す教育プロセスとして、根本的に間違っている。文科省は、迅速にそのことに気付いて、方針転換してほしい。
posted at 14:22:06
posted at 14:22:06
けて(7)初等教育の頃から、大量の情報を読み、自分たちで判断し、表現し、その中である世界観をつくっていく。そんな教育をしなかったら、日本からはいつまで経ってもグーグルやアップルは生まれない。イデオロギーではない。リアルな国益問題として、教科書検定は即時廃止を。
posted at 14:23:53
posted at 14:23:53
けて(8)そもそも、電子教科書になり、ネットにつながったら、「検定」という概念自体が意味を持たない。シンガポールの国会議員と話していて、日本の電子教科書の議論を紹介したら、「ヘ?」っていう顔をしていた。シンガポールでは、とっくの昔から電子教科書を使っているそうだ。
posted at 14:24:57
posted at 14:24:57
けて(9)教科書検定が、過去において、諸外国との歴史問題や、「教育権」の文脈において議論されたことは知っている。そんなイデオロギーは全く関係なく、日本人のマインドセットを21世紀に適合したものにするために、教科書検定という化石的制度にサヨナラすることを提言する。
posted at 14:27:32
posted at 14:27:32
そもそも、私立の中高では文科省の教科書なんて使わないし、そのことが実質上の「教育格差」につながっているしね。以上、教科書検定(けて)についての連続ツイートでした。
posted at 14:28:59
posted at 14:28:59
日本の未来のために、教科書検定廃止!
posted at 14:43:05
posted at 14:43:05
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