日本語力と英語力
齋藤孝+斎藤兆史
中公新書ラクレ
ダブル斎藤による対談本です。英語力の基礎は日本語力。
私が英語学習において常々主張しているのも、素読、暗唱、文法、読解を含めた型の訓練の必要性です。つまり、口や体が自然に反応するようになるまで、基本の型を徹底的に身につけること。(26ページ)
小学校では、母語である日本語をしっかり教えるべきです。(53ページ)
右手に素読、左手に文法
文法の型を覚えるには、からだを使っての反復練習、つまり素読がいちばんですね。(86ページ)
迷ったときに、私は「古典に還れ」をモットーにしているんです。みんなが一流と認めたもの、それを見続けていれば、一流でないものはたいがい見えてきますね。(166ページ)
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英語学習の際に、日本語忌避派の苫米地氏も、日本語重視派のダブル斎藤氏も古典を重視するという点で一致しているのが興味深い。どっちにしても古典は読むべし!ということは変わりない。苫米地氏はキンドルなら古典は著作権が切れているので数ドルで手に入ると書いていますが、iPadをお持ちの方は、iBookストアなら無料でシェークスピアをゲットできますよとお知らせしておきます。聖書も無料のアプリが何種類もあります。古典バンザイ!
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