2011-01-17

音声学の教科書

 英語音声学の教科書である。大学ではどんな教科書を使っているのだろうと思って買ってみたのが本書「ファンダメンタル音声学」である。イギリス英語の標準的な発音をRP、アメリカ英語の標準的な発音をGAというらしい。著者は自信満々で、RPの発音であるとして自分の声を付録CDに吹き込んでいる。このYouTubeに流出した音声を聞いてほしい。いや、違うだろ!誰か突っ込む人はいなかったんか。女性のほうは不自然に喋らされているネイティブ・アメリカンです。ん、何か違う意味になってる?
 ところでこの自信の根拠は、ロンドン大学音声学科・国際音声学会(IPA)の双方から英語発音技能第一級証明書を授与されたことにあるようだが、この発音で一級とは、日本人にしては良い発音だねという技能試験の基準じゃないのかと思ってしまいますね。こんなこと書いたら音声学会から消される!?元々属してないからいいか。

2 件のコメント:

Yemon さんのコメント...

今井先生の英語の発音は一昔前のRP(容認発音)かなと思います。母音に挟まれたrの発音なんかがその特徴です。録音当時もかなりお年を召されていたはずですので、昔のRPとしてはかなり上手かなと思います。

Yemon さんのコメント...

すみません。いまコメントしたものですが、自分の記憶だよりでyoutubeを聞く前に投稿してしまいました。たしかにかなり衰えてらっしゃるのかなと思います。でもイントネーションはきれいな口語のものかなと。