2010-11-14

音声研究の面白さ

メモ
講師: 上野善道
音声は出すのも勉強するのも楽しいもの
他の誰かが出せる音は必ず自分も出せる
耳だけで多様な情報を得ている
・出身、階層、教養の有無、氏素性
・性別
・世代
・感情
・体調
・性格
・信頼度
・何語か? (内容とは別に音声から)
Cf. タモリの4カ国語マージャン(特徴のみ)
以上のようなことを人は一瞬にして判断する。これは脅威的な能力である。
「音声」(オン)の定義
・人間が言語(言葉)として用いるオト
人間は誰でも、世界中の言語のどんな音声でも習得できる能力を持って生まれて来ている。
生後の環境の中で後天的に身に付けたものが母語。
母語化とはそれ以外への適応能力を抑圧する"お蔵入り"の過程。
母語化に適した一定の期限「言語形成期」(期間)「臨界期」(終点)

・国語、英語の教師にとり、音声に関する基礎知識(音声学)は必須で、実は楽しいこと。
・練習の際は、物まね、遊び心、リラックス、体を使う等の工夫
・母語がちゃんと聞こえるのに、他の音声に対して"耳が悪い"ことはありえない。
・単に母語(日本語)の枠に固執し、素直に耳を傾けないという意味で"頭が悪い"だけ。
音声を勉強すれば、その言語がしゃべれるようになる→残念ながら、ノー!
言語には、単語と文法が必須。
音声記号で全ての音声が表せると思うのは幻想。

参考文献
  • 今井邦彦(2007)『ファンダメンタル音声学』ひつじ書房
  • 竹林滋・齋藤弘子(1998)『改訂新版 英語音声学入門』大修館書店
  • ジョン・キャットフォード(2006)『実践音声学入門』竹林滋・設楽優子・内田洋子訳,大修館書店
  • 国際音声記号

IPAの音声が聞けるURL

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