2012-08-24

茂木健一郎連続ツイート 野田首相のパブリシティ、アップルのパブリシティ

しゅりんくっ、ぷれいりーどっぐくん、おはよう!
posted at 07:40:05
連続ツイート第693回をお届けします。文章は、その場で即興で書いています。本日は、今朝のいくつかのニュースに接して思ったこと。
posted at 08:48:05
のあ(1)野田佳彦首相が、官邸前での脱原発デモを組織する「首都圏反原発連合」の方々と本日面会をする予定だという。前回、会う予定だったのが消費税法案をめぐる国会情勢の緊迫化を理由に見送られ、今回実現する運びになったとされる。有意義だが、遅きに失した感も否めない。
posted at 08:51:45
のあ(2)全般に、日本の組織はPR(パブリック・リレーションズ)に関する意識が希薄である。官邸前デモがふくれあがり、誰もが話題にしていた先月末ではなく、デモの存在がみなの意識の中で定着してしまった今頃になって「会おう」と言うあたりに、段取り根回しで時期を逸する日本の失態が見える。
posted at 08:53:30
のあ(3)官邸前デモが空前の盛り上がりを見せていた時にツイートしたように、野田首相は、デモの人々が官邸前に張り付いていた時に、「突然」官邸から歩み出て、話をするべきだった。しかも、組織している「代表」ではなく、そのあたりにいるごく一般の参加者と、会話を交わすべきだった。
posted at 08:54:46
のあ(4)もちろん、官邸から首相が出てきたデモ隊と会うに当たっては、警備上の手当などが必要だったろう。しかし、もしデモが最盛期にそのような行動をとることができたら、PR上は最高の効果を上げることができたろう。パブリシティは、タイミングが全て。今日の面会は、あまりにも遅い。
posted at 08:56:00
のあ(5)橋下徹市長のすぐれた資質の一つとして、パブリシティに関する感覚がある。会見などでコメントを出すタイミングが、絶妙である。橋下さんが首相をしていたら、デモ隊に対する反応は全く違ったものになっていたろう。瞬時の思考筋肉が、今日のメディア社会ではリーダーの必須条件である。
posted at 08:58:40
のあ(6)竹島や尖閣諸島が日本の領土であるということについて、政府はもっと真剣に効果的なパブリック・リレーションズの施策を考えるべきである。証拠となる資料を手に、関係閣僚が記者会見をしても良い。そのような戦略を考える部署が政府内にあっても良いくらいではないか。
posted at 08:59:56
のあ(7)ところで、パブリック・リレーションズのマエストロと言えば、アップル社である。ネット上には、iPhoneやiPad miniに関する情報があふれかえり、発売日まで報じられる場合もある。確かに、数百万台にわたるユニットの生産が、全くの「秘密」であり続けるはずがない。
posted at 09:01:17
のあ(8)アップルが巧みなのは、さまざまな「噂」に対して、一切コメントをしないこと。だから、消費者もアップルが正式にアナウンスするまでは、全ての情報を半信半疑で楽しむ。リークをゼロに押さえられず、噂が炎上しても、正式なアナウンスの価値を減じさせない。噂と共存しているのだ。
posted at 09:02:44
のあ(9)もっとも、アップルがこのようなパブリック・リレーションズの戦略をとれるのも、それが出す「ブツ」に実質と強烈な吸引力があること。パブリック・リレーションズで価値を捏造することまではできない。実力と、PRの瞬発力。この二つを日本の政治が持ちうるのは、いつのことだろうか。
posted at 09:04:35
以上、連続ツイート第693回「野田首相のパブリシティ、アップルのパブリシティ」でした。
posted at 09:05:30

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