2013-05-05

現国


『齋藤孝の読む力』(宝島社)。 これは何年か前に買って読んだ本ですが、現国という教科についての長年の疑問というかモヤモヤ感を解消してくれた本です。まえがきにこうありました。
 
 問題には出題者がいる。この単純なことを、当時の私はあえて無視していました。「自分はこう思う」「自分はこう考える」ということを、解答用紙にひたすら書き込んでいたのです。しかし、出題者の存在と意図に思いを馳せ、出題者と同じ地平に立ったとき、そこに全く新しい世界が見えてきます。(『「東大国語」入試問題で鍛える!齋藤孝の読むチカラ』、宝島社、4ページ)

さらに、本文中にもこう書いてありました。
 
 問題がある以上、当然いるはずの「出題者」の存在に、全く気付いていなかったわけではありません。しかし、その意図を汲むことは、高校生の私にとって気に食わないことでした。著者ならば戦う相手として不足なし、「小林秀雄、かかって来い」という気持ちだったと思います。(略)
 しかし、残念ながら、それでは得点がある程度以上にはなりません。(略)
 問題文には出題者がいます。(略)出題者と同じ地平で、または出題者よりももう少し高い立場に立った時、現国で点を失うことはなくなりました。(同、46ページ)
 
 実際に本書に載っている東大の入試問題を著者と一緒に読んでみると確かに正解できたような気がしました。今なら東大を受験したら受かるかもしれないと思ったものです。(^_^)v
 
 なぜ昔読んだこの本のことを思い出したかというと、東進の講師で、ブレイク中の林先生のこの動画を見たからです。
 

全く同じことを言っていますよね!たしか林先生も東大対策講座を担当していると思いますが、現国、とくに東大入試の現国の問題は、この図式を頭に入れて問題と対峙すべきだということで納得しました。
 

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