2011-10-11

茂木健一郎 信念をつらぬく

「連続ツイート」をお届けします。文章は、その場で組み立てながら即興的に書いています! 本日は、アインシュタインや、ピカソや、ジョン・レノンが出てくるあのコマーシャルについて。
posted at 08:33:29
しこ(1)ジョブズがアップルに復帰した直後の1997年に放映されたThink Differentのコマーシャルは、1984年のコーマーシャルに匹敵する、衝撃と感動を与えた。その後のアップルの復活、躍進を象徴する映像だった。
posted at 08:34:53
しこ(2)アインシュタイン、エジソン、ジョン・レノン、ピカソなど、「既成の枠に当てはまらない」人物たちをとりあげ、彼ら反逆児こそが、世界を変えるのだと強く歌いあげたCMは、アップルという会社、そしてジョブズがどんな存在なのかを雄弁に語っていた。
posted at 08:37:16
しこ(3)ここで肝心なのは、Think Differentということの意味である。「私は他人と違う」と言う人が時々いるが、その人の響きが、取りたてた印象を与えないこともある。個性があるのだから、違うのは当たり前。Think Differentには、それ以上のメッセージがある。
posted at 08:38:38
しこ(4)違っていることに意味があるのではない。自分のヴィジョン、信念があることに意味があるのである。それが、たまたま、その時々の世間の常識や、既成観念と一致しない。結果として、Think differentになる。「異なる」ことは目的ではなく、結果なのだ。
posted at 08:39:34
しこ(5)Think Differentのコマーシャルに登場した人には、すべて強い信念があった。彼たち/彼女たちにとっては、それが真実だったのである。「陽明学」の精神で幕末を貫いた吉田松陰のように、成功が保証されてなくても自分を貫くだけの、熱いパッションがあったのだ。
posted at 08:40:44
しこ(6)「多様性」が称揚される現代。人と違うことはもちろん結構だけれども、「違う」こと自体が目的なのではなく、世間とたとえ違っていても、それに寄り添い、貫き、時には心中できるくらいのかけがえのないヴィジョンに出会うこと、そのことが一番大切なのである。
posted at 08:42:03
しこ(7)自分が出会ったヴィジョンがたまたま世間の現状と異なったものであった場合、行動すれば当然風当たりが強くなる。その時にやめてしまったら、Think Differentにならない。同調圧力に屈するのは楽だが、それでは、自分を貫くことも、世界を変えることもできない。
posted at 08:43:20
しこ(8)Apple、そしてSteve Jobsが、1997年の段階で、Think Differentのようなコマーシャルを放映することができたこと。その時の客観的な状況がどうであれ、彼らには、幕末の志士のように、決して揺るぐことのない信念があった。だから、実際に世界を変えた。
posted at 08:44:47
しこ(9)ジョブズには、その時々の環境が何であれ、自分が見たヴィジョンを貫く強さがあった。残された私たちは、それぞれのThink Differentを生きればいい。異なることが目的なのではない。自分の信じるヴィジョンに寄り添って、逆風の中に立って進み続けることが大切なのだ。
posted at 08:46:07
以上、「信念をつらぬくことが、結果として、その時の常識と異なる生き方につながることがある」ことについての連続ツイートでした。
posted at 08:46:55
日本語版 Think Different コマーシャル http://t.co/XJ4D4tT2
posted at 08:48:18
日本語版 Steve Jobsへのtributeの、Think Different http://t.co/XJ4D4tT2
posted at 08:49:52
オリジナルのThink Different コマーシャル (英語版、60秒) http://t.co/RgXI1BDZ
posted at 08:52:18

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