2012-07-01

西日本の人のほうが英語がうまい?

『英語喉』三修社、の著者の上川さんは広島出身。その理解者であり『英語喉』を使った英語発音セミナーを開催している天満さんは四国徳島の出身。同様に東京で発音セミナーをしているゆみさんも出身は関西。Joyさんは自称大阪のオッチャンやし、なぜか西日本出身者ばかりだなと思っていた。その答えらしき記述を齋藤孝先生の新刊に見つけてうれしくて買って帰ってきました。以下その引用です。


英語が話せないことに関しては、私たち日本人は世界的に定評があります。原因として「英語を話す身体ができていない」ということがあります。
言語にはそれぞれが求める「身体」があります。つまり英語には英語が求める身体性があり、日本語には日本語的身体性がある。日本語的な身体とはひと言でいえば「シャイ」な身体です。大きな声で自分を主張するのではなく「もごもご」と話すのが似合うんですね。
一方、英語が求めるのは、大きな声で自分を主張するような身体。外に対して身体が開いている、オープンな身体性が要求されます。

(略)

同じ日本語でも、方言によって身体性にはかなりの違いがあります。たとえば、太宰治の『人間失格』を広島弁に置き換えてみたらもう台無しです。「恥の多いぃ生涯を送ってきたんじゃ」では、まったく自己否定の契機がない。もともと方言は標準語に比べるとオープンで英語に近いのですが、特に西の方言、関西から広島、九州にかけての方言は、そのままで十分英語的身体性に持っていけます。
西日本の出身者は、バリバリに方言を使っているときの状態で英語を話すように心がけてみてください。きっと上達が格段に早いはずです。(『英語は「そこそこ」できればいい!』齋藤孝 22ページ)

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